|
人体融解・田園 1 若智大暉
9年ぶりの再会は 今回は3月16日に到着して2週間ほどして長期の宿泊先も決まり、さていつ訪れようかと思っていた矢先に周鉄海の展覧会場で出会いました。 近付いていき 「お久しぶりです」 といってもあんまりよくわからない様子。 「9年前に僕は作品を持参して行ったのですが、その素材が、こんなところでいうのもはばかられるんですが、、」 と言ったとたんに 「ああ、うんこの、、」 「う〜〜〜ん。 すごい。 覚えておられますか?」 「息子のアレキサンダー空海に作らせようとしたら、合成樹脂は用意したものの結局うんこを出さなかったよ」 なんて面白い話がまた始まりました。 9年前に僕は合成樹脂に埋まったそのうんこ作品を持って、NYをうろうろしていたのです。 いろんな人に見せましたが、写真まで撮ってくれたのは篠原さんだけ。 作品が云々というよりはあれは篠原さんの優しさだったかもしれないと今思います。 その時に美術大学に入学したての空海君もうんこといっしょに記念撮影しました。 もし空海君も作っていたら、うんこ対決ができたのにまことに残念。 その会場で出会ったもう一人がこのHPを担当している野口君でした。 篠原さんの紹介で話しているうちに僕の血を使う作品のことを多少知っていて、話が盛り上がってしまいました。
「ビールでも飲みに行こうか」 さっそく始まりました。 奥さんは 「ここでシャンペン飲んで行きなさい。 お金使わなくても、、、」 「飲みたいんだもんなあ、、、」 ジェフはおいてわれわれ三人は篠原さんが良く知っていると言うバーに行きました。 そのうちこの飲み代は 「若智大暉の取材費」 ということになり、ここに登場することになってしまったのです。 その日は3軒梯子して、僕はとうとう留守中の空海君(日本滞在中)のベットで寝ることになりました。 ところでその夜に四方山の話が出たのですが、そのなかでも野口君の要望に答えて、作品制作にまつわるとっておきの話をしましよう。
その情報とは裸体を型取り、その型の中に豚の血液を入れて凍結させ、その解ける様子を見るというややパフォーマンス的な作品のことです。 彼女の提案は自分をモデルにして型取りし、そこに豚の血液を入れ凍結させ、完成した像に金色を塗り、それをお寺の前の田んぼで溶かしてほしい、というものでした。 しかも一週間で。 これまでの経験では1ヶ月かかる仕事内容でした。 自信はないものの、悩むよりはとにかく手を動かし始めました。
若智大暉 詳しくは http://www.daikiwakachi.com をご覧ください。 |
Copyright (C) 1999-2005 New-York-Art.com All rights reserved. New-York-Art.com
|