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エバ・ヘッセ展 Eva Hesse : Sculpture 5/12—9/17,2006 ジューイッシュ美術館 1109 Fifth Avenue, New York, NY 10128
Photo © S.Yoshida 1960年代後半にミニマリスト的反復方法を用いながら、ラテックスやファイバーグラス等の素材でポスト・ミニマリズムと呼ばれる新しい境地を開いたエバ・ヘッセ(1936−70)の回顧展。
テスト・ピース
ダイアグラム ヘッセが脚光を浴びるのは、1968年の個展がきっかけで、アーティストとしてこれからという1970年にガンで亡くなった。本展には,モマから
Repetition Nineteen III(1968)、ホイットニーからは“ロープピース”と呼ばれる晩年の重要作品(1970)が貸し出されている他、ドローイングや試作作品を含む計35点の作品が展示されている。小さいながら、ヘッセの作品を年代ごとに系統立ててみることができる。ヘッセの新機軸は、無機質なミニマリズムに、有機的で混沌としたもの、あるいは肉体を示唆するパーソナルな形態を持ち込んだことだった。
ロープ・ピース 本展にはヘッセが亡くなる数ヶ月前に収録したインタビューを含む無料のオーデオガイドが用意され,ヘッセの生前の声が聞ける。
ギャラリーの最後には、父親によって保管されていたヘッセの幼少時代の記録(ナチを逃れ家族はヘッセ3歳の時ドイツからアメリカに亡命している)から、晩年までの日記、メモ、書簡等が展示されている。病に冒され死を予感した晩年のヘッセ(わずか34歳)は、生命とアートとの関連についてよく語ったという。インタビューでは、“いつ死を迎えるか分からない自分を思うと、何か永く存在することのできる物を作りたい”と語っている。彼女の短い生涯を意識した展覧会だ。(Yoko
Yamazaki)
エバ・ヘッセ(スタジオにて)
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