オノ・ヨーコ 小野洋子
Fly
LP, Apple Records
Yoko Ono,
1971 (album cover)
Collection of the artist
Photo courtesy of Lenono Photo Archive, New York
©Japan Society
・YES
YOKO ONO![]() |
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WAR IS OVER! IF YOU WANT IT Yoko Ono and John Lennon 1969 Billboard installed in Times Square, New York ©Japan Society |
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WAR IS OVER! IF YOU WANT IT Yoko Ono and John Lennon 1969 Billboard installed in Times Square, New York ©Japan Society |
YOKO WORKS |
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Wrapping Piece for London (Wrapped Chair) Yoko Ono, 1966 Photo by Oded Lobl
©Japan Society |
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Cut Piece, Yoko Ono Performance at Carnegie Recital Hall, 1965
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DO IT YOURSELF DANCE PIECE (SWIM IN YOUR SLEEP) Advertisement in Art and Artist December 1966
©Japan Society |
ジョンレノン・ヨーコオノ |
CHARLOTTE MOORMAN PERFORMING NAM JUNE PIKE'S TV GLASSES AND TV CELLO WITH LENNON AND ONO 1971
©Japan Society |
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VOICE PIECE FOR SOPRANO 1961 Performed by Ono ©Japan Society |
オノ・ヨーコはアーティスト、詩人、シンガー・ソング・ライターであり、彼女の活動の幅は非常に広い。 1933年2月18日、銀行家小野英輔・磯子の長女として東京で生まれた。 祖父は貴族院議員 安田善三郎であり、彼女が幼い頃戦争中であったが、優遇された一面を持っていた。 1952年学習院大学哲学科に入学。 1953年NYに移住し、サラ・ローレンス大学で作曲と詩を学び、1960年チェンバー・ストリートのロフトで発表を始める。 この頃ジョージ・マシュ-ナスと知り合い、以後、禅とジョン・ケージに影響を受けたフルクサスの活動に参加する。 フルクサスはアーティスト、音楽家、ダンサー、詩人などの集まりであり、60年代、前衛であったコンセプチュアル・アート(概念芸術)を開拓していた。 この頃の活動がアーティスト、オノ・ヨーコを形成した。
オノ・ヨーコの作品は、ユーモアや子供のもつ無邪気さや幻想性をもつ反面、難解なものも多い。 その形式の中心を成したのが、観客の参加するもであった。それは、バイブレーションの交換であり、音楽と詩と絵画とイベントとオブジェのコンポジションである。 特に、観客が舞台で彼女の衣服をはさみで剥ぎ取ってゆく 「カット・ピース」 は有名である。
Cut Piece
Yoko Ono
Performance at Carnegie Recital Hall
1965
Photo by Minoru Niizuma courtesy of Lenono Photo Archive, New York
©Japan Society
1966年ロンドンのインディカ・ギャラリーで、ジョン・レノンはヨーコの展覧会に訪れ、部屋のはしごを上り、小さな虫眼鏡で“YES”という言葉を読んだ。
Ceiling Painting (YES Painting), Yoko Ono, 1966
Text on paper, glass, metal frame, metal chain, painting ladder
Collection of the artist
Photo by Oded Lobl
©Japan Society
1969年の結婚以来、2人の生活はイベントとしてハプニングとなった。バギズム(袋に入るイベント)、ベッド・イン(ベッドに入る平和活動)、ピース・キャンペーン、ラディカル・ポリティクス、ソーシャル・ユートピア、プライマル・スクリーミング、アンダーグラウンド・フィルム、エクスペリメンタル・アルバムなどが次々と行われた。
オノ・ヨーコの芸術活動は女性運動や平和運動でもあり、彼女を芸術家としてだけではなく、母親として、女性活動家として、平和活動家としても見たとき、彼女の在り方は複雑でありながらも、とても素直で魅力的なものに感じられる。
Tokuo Noguti
YES Yoko Ono オープニング会場にて
ジョン・レノンとのコラボレート作品の
WAR IS OVER ! IF YOU WANT IT
Yoko Ono and John Lennon , 1969