川崎市岡本太郎美術館

〒214-0032川崎市多摩区枡形7-1-5

TEL O44-900-9898 FAX O44-900-9966

http://www.city.kawasaki.jp/mus/TARO/index.htm

 

展覧会名
   
万歳七唱 岡本太郎の鬼子たち
    Homage to Taro Okamoto from Seven artists


企画趣旨

 ã“の展集会は、岡本太郎と親しく交わり、彼の思想や生き方に共鳴しながら制作活動を続けてきた 7人の作家による太郎へのオマージュ (讃歌) となるものです。

  戦後日本の美術界において、岡本太郎はひときわ特異な存在感をもつ作家でした。  戦後まもなく、前衛の旗手として颯爽と画壇に登場し、 「夜の会」 などの芸術運動の中核として活躍しますが、しだいに太郎の活動は 「美術」 の枠をはるかに超えて広がっていきます。  独特の視点と平易な語り口で次々と発表される著作、 70年万博をはじめとする公共の場での制作活動、 強烈なパフォーマンスで一世を風靡したテレビコマーシャル。  こうした、いささか幅の広すぎる活動領域は、 「美術家」 というより「有名人」 としての 岡本太郎 を印象づけるようになりました。  マスコミからもてはやされる一方で、美術界での彼の位置づけは微妙であり、ある意味で孤立していたといえるでしょう。  太郎自身、たぴたび自分には先生もいなければ弟子もいないのだと語っています。
 しかし岡本太郎は、独自に新たな芸術を模索する若い作家には、支援を惜しみませんでした。
「アヴァンギャルド芸術研究会」 から 「世紀の会」 「ニ科会」 「読売アンデパンダン展」 などで、彼が暖かい励ましを送った作家は数多くいます。  個展の会場には真っ先に駆けつけ、展覧会評で激励の言葉を送り、生活面においても何くれとなく世話をやくなど、太郎は意外なほど細やかな気配りで彼らを応援しつづけました。
 弟子ではなく、門下でもない、けれども岡本太郎のまわりで何らかの影響を受けつつ、それにとらわれない縦横無尽の活動を続けてきた、太郎の鬼子ともいうべき作家たち。  本展では、各作家が自選した太郎との関連の深い作品を中心に、7人の活動を紹介いたします。  一見バラバラに思える彼らの作品を通して、岡本太郎の新たな横顔が見えてくるにちがいありません。



■出品作家


   荒川修作
   池田龍雄
   北代省三
   篠原有司男
   村上善男
   山口勝弘
   横尾忠則

■会期
   2000年4月22日(土)~7月9日(日) 9:30~ 17:00(入場は16:30まで)
   会期中、一部展示替えをいたします。

■体館日
   月曜日

■観覧料
  一般900(810)円 小・中・高・大学生500(450)円
   ( )内は30名以上の団体料金

■会場

  川崎市岡本太郎美術舘 企画展示室

 

 

「岡本太郎の鬼子たち」展 関連企画

講座・アヴァンギャルドの冒険


 岡本太郎と同じく、戦後の芸術運動を切り拓いてきた本展の出品作家が、 太郎とのエピソードや当時の写真をまじえながら、彼らがたどってきた前衛の道を語ります。  ふるってご参加下さい。

第1回 4月23日く日)午後2時~3時30分 篠原有司男「前衛の道-読売アンパンの頃」
第2回 5月13日(土)午後2時~3時30分 池田龍雄「社会とのはざま-世紀からの展開」
第3回 5月27日(土)午後2時~3時30分 山口勝弘 「ジャンルの横断-実験工房」
第4回 6月11日(日)午後2時~3時30分 村上善男 「太郎部屋-アヴァンギャルドの分脈」


受講料 : 500円(1回につき)
会 場 : 岡本太郎美術館ガイダンスホール
定 員 : 各講座80名
申込み方法: 下紀宛先に各講座2週間前まで(消印有効)に往復葉書にてお申込みください。
     (希望日時・講座名、住所、氏名、年齢、電話番号を記入のこと。)
     4回通しの申込みも可。先着順にて定員に達し次第締め切らせていただきます。
    〒214-0032川崎市多摩区枡形7-1-5 川崎市岡本太郎美術館「講座」係


お問い合せ先:川崎市岡本太郎美術館講座係Tel:044-900-9898


                      


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