篠原有司男 ボクシングペインティング
フランスリヨン 現代アート ビエンナーレ オープニング で爆発
ヨーロッパでは1998年6月オーストリア・ウイーン市MAK美術館に続き2回目
ギュウチャン ビデオシリーズ リヨン版
Video Series リヨンボクシングペインティング 1
Lyon - リヨン はパリ・マルセーユに続くフランス第3の都市である。 中世から残る旧市街地は98年に世界遺産に指定されており、又99年には横浜との姉妹都市40周年を迎えている。 今回の取材はパリ・リヨン・ニースとTGV(日本で言う新幹線)、車でフランスを縦断したがその車窓からみる風景のほとんどは田園風景でありフランスが農業大国であることを実感させられた。 その中心に位置するリヨンは食材が豊富であり【美食】の街であることがうなずける。 ビエンナーレオープニング前日6月21日は リヨンミュージックフェスティバル2000 であり、リヨン町中のレストラン(ビストロ)やキャフェの前にミュージックパフォマーが集まり、夜中まで飲んで食べ、歌って踊るお祭騒ぎとなった。 ボクシングペインティングを前日に控えたギュウチャンは ワインとオリーブオイルソースをかけた牛刺し (ビーフ・カルパッチョ)で精力をつけ、ミュージシャンに合わせニューヨークで鍛えたストリートダンスを楽しんだ。
Yazaki
リヨン市街
Video1.ミュージックフェスティバルで乗りまくり |
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前夜のミュージックフェスティバルで踊りまくりのギュウチャン |
リヨン夜景
Video Series リヨンボクシングペインティング 2
前夜牛刺しを食べ精力がついたせいか夜遅くまでバーの女将と閉店まで飲み続ける。
当日朝会場である 美術館 Institut D'art Contemporain Nouveau Musee へ向かう。 |
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早速美術館のスタッフと会場のセッティング。 自らの手で納得がいくまで作業が続く。
作業後、館長の通訳によるプレス関係者からのインタビュー。 その中に某フランス大手企業の文化事業スタッフが来ており、後日 「美術館展示が終り次第購入を検討したい」 とのオファーが館長に来た。 |
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プレスに続きフランステレビ局からのインタビュー。 「スポーツとしてのボクシングはやらないのか」 「僕は平和主義者だから人を殴ることはしない。 もしタイソンとやったらこんな顔になってるよ」 とポーズ。
ボクシングペインティングは7:00PMからだが、ぎりぎりまで TVインタビューは続いた。 |
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Video2.本番前のインタビュー | ||
Video Series リヨンボクシングペインティング 3
1時間はインタビューしたいとのTVインタビュアーを早目に切り上げたが、結局スタートは7:30PMから。
館長の通訳により、「1960年頃 Japan ネオダダとして活躍いたが、現在は世界で1960年代のアートシーンが注目され、僕のボクシングパフォーマンスが脚光を浴び出した」 と来場関係者に説明をする。 |
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会場にはフランスアート界の大御所 Orlan 教授も登場。 写真はビエンナーレに出品した作品と共に別会場でTVインタビューを受けているところ。 教授は医者と共に、自らの顔を整形するパフォーマンスビデオを制作しており、整形後の他人をパフォーマンスした後にまた元の顔に戻すと言う彼女でしか出来得ないアーティスト。 ある意味ではハリウッドスターやミュージシャンと十分対抗できるか。 ボクシングペインティング終了時に教授から激励のキスを受ける。 |
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Video3. いよいよゴングが… | |
Video Series リヨンボクシングペインティング 4
Video4. ボクシングパフォーマンス1 |
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Video Series リヨンボクシングペインティング 5
Video5. ボクシングパフォーマンス 2 |
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最後のシーン・大御所の こめかみ・まゆげの上のふくらみ に彼女のアートの集約があるのか