ニューヨークを拠点に、現在も旺盛な制作活動を続ける篠原有司男。
九州では初となる今回の大規模な個展では、もはや彼の代名詞ともなった「オートバイ彫刻」の作品群を中心に、1960年代の初期の作品から長さ20mにもおよぶ「怪獣イン・パリ」などの色彩溢れる巨大なペインティング作品を、アートの森の大壁面ならではの展示構成にあわせて展観し、そのエネルギッシュな表現の全貌に迫ります。
加えて1993年に北九州において制作された鉄鋼彫刻の巨大原画など九州ゆかりの作品にも焦点をあてます。
総出品点数は壁面展示(平面)作品と床面展示(立体)作品をあわせて約60点になる予定です。
篠原氏は展覧会オープンに合わせて会場に滞在し、オープニング初日には長さ15mにも及ぶ「ボクシング・ペインティング」を敢行し、会期中展示します。
また、鹿児島を取材してイメージした新作を公開制作します。
滞在中は本人によるギャラリートークや子ども達とのワークショップなど観覧者との交流も図られる予定です。
南の大地で彼のイメージがどのように新たな展開を見せ、そのパワーがどのような作品を生むのか、おそらくそれはこれまでの常識を覆すスケールの空間として創り出され、観る人に感動のエネルギーを与えることでしょう。
会期 2006年9月15日(金)〜11月5日(日)
○アーティスト・パフォーマンス
篠原有司男氏によるボクシング・ペインティング 9月15日(金)11:30〜
・展覧会初日のオープニングセレモニー終了後、アートの森の屋外展示スペースでボクシング・ペインティングを公開で行います。アートの世界のボクシングチャンピオン、篠原氏の拳がキャンパスに向かって魂をこめたパンチを繰り出します。制作した作品は会期中ギャラリーに展示します。
○アーティスト・トーク
篠原有司男氏による作品解説・トーク 9月15日(金)14:00〜
・ギャラリーを観覧者とともにまわりながら篠原氏が自分の作品やこれまでの制作活動についてトークを行います。当日会場にいらっしゃればだれでも参加できます。およそ1時間半で終了の予定です。
○公開制作
篠原有司男氏による作品制作公開9月16日(土)〜9月18日(月)
・2月中旬に事前取材のため鹿児島を訪ねた篠原氏は、取材のため鹿児島市の城山や桜島などを回りました。今回制作する作品のタイトルは「西郷隆盛・桜島ダイコン・ボンタンの爽やかさ」、縦180cm幅300cmのキャンバスに鹿児島から発送されたイメージを描きます。多目的ホールで来館者とコミュニケーションしながら制作した作品は会期中ギャラリーに展示します。
○ワークショップ
篠原有司男氏といっしょに子ども達によるボクシング・ペインティングを中庭(コート)で行います。参加は10名程度、小学生に限り事前申込が必要です。観覧は自由に出来ます。
○ギャラリートーク(学芸員による解説)
会期中の日曜日(9/24,10/8,15,22,29,11/5)14:00〜15:00、アートの森の職員による作品の解説案内を行います。
○カタログ・グッズ販売
「ギュウチャン・エクスプロージョン! プロジェクト」 篠原有司男著作
篠原有司男 『前衛の道』(完全復刻版)
『篠原有司男ドローイング集 毒ガエルの復讐』
対談集 『早く、美しく、そしてリズミカルであれ』
「ギュウチャン・エクスプロージョン! Tシャツ」
「田名網敬一コラボTシャツ」 など
【問合せ先】
鹿児島県霧島アートの森
889-6201 鹿児島県姶良郡栗野町木場6340-220
TEL 0995-74-5945 FAX 0995-74-2545
ワークショップ参加申し込み、展示やワークショップをサポートするボランティアスタッフの申し込みも上記までお寄せ下さい。
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