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-CONCEPT-OLD記事

 

 

「シノハラウシオ、禅画について講演」 

と云う前代未聞のパフォーマンスが、アレキサンダーモンローの要請に答えて、ニューヨーク ジャパン・ソサエティーで行われた。

 

 

禅の精神は研究家にまかせ、禅画なら感覚で何とでも読み取れる。

2階ギャラリーで開催中の17~8世紀の日本画中心のショーから、剣豪山岡鉄舟の禅画「竜」をモチーフに曖昧さの中に幅広い解釈の可能な、和紙の上に自在に走る筆跡(ふであと)から生まれる、むしろ余白の解釈に意味を重んじる為、最終的には仙崖の

「円、三角 四角」

が禅画の代表ともくされてしまい、逆にこの画は現代作品に多く取り込まれている。

 

 

菅井・吉原・イサム・田中らの作品、又、弘法大師の梵字の自由さを説明、弘法筆を選ばづの教えを篠原流曲解にもとづき、作った大筆が凄い。

 

1メートルの木製の柄に、ごぼうを中心にニラ・ネギ・アスパラを巻きつけた巨大なニラ筆に墨をたっぷりエイー!と一気に一本太い線を引いた。

仙崖が円なら、こちらは横一文字である。

禅の精神ここにあり!

だいたい禅にかぶれ過ぎの最近のインテリ連中も、これには度肝を抜かされたはづだ。

 シノハラ、N.Y.

 

 

大阪国立国際美術館に於いて、1991年に行われたボクシングペインティング 幅15メートルの大作

 

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