ギャラリー山口 出品作品
モーターサイクル・キャプテン
モーターサイクル・キャプテン
改造オートバイをぶっ飛ばすヘルス・エンジェルスたちは、ファッショナブルだ。この小品は映画「乱暴者」の主役、マーロンブランドのつもりだが、似てるところはキャプテン帽子ぐらいかな。
100 x 200 x 150 cm
ポケモン・モーターサイクル
稚戯に等しいと軽蔑してみても、子供等の世界の中に、大人をドキッとさせる発想、創作作品はいくらでもある。今、アニメがそうだ。ぼくは、「一人、ロフトに引きこもってコツコツと」より、可能な限り世界中を飛び回り、キャッチしたネタ、これは絵になる、と頭脳に反応した物を、片っ端から作品化してみたい。南アルルにあるゴッホの「跳ね橋」で「こんにちは、ポケモン」と地元の子供に挨拶されショックを受けたぼくは、すぐさま東京で、ポケモンコミックブックをそろえ、プールの行き帰りのニューヨーク地下鉄の中で熟読。共同制作と云う 人海戦術 が生む発想の豊かさに目を見張ることになる。
これが今回のポケモン・モータサイクルの制作同期動機です。
ガウディーパークのポケモンたち
2001
220 × 340 × 20cm
アクリル、ベニヤ、カンバス
ガウディーパークのポケモンたち
スペイン、バルセロナ市にある、大建築家アントニオ・ガウディー(Antonio Gaudi 1852-1926)“ハチミツがたれ流れ出している蜜蜂の巣のような”と評される程、有機的形態を持つ、三大建築群を2階建ての観光バスで見学(実はバルセロナではヒッタクリの被害あり、でバス観光が最も安全)。中でもガウディーパークは広大な敷地を縦横に屈使、ガウディー様のコンセプトが、あたり一面に散らばっている所。しかしこれだけ見ての感激なら月並み、そこで我らがギューチャンは、今、もっともHOTなPOKEMONたちをそこにぶち込んでみたのだ!
八窓席
2001
180 × 190 × 20cm
アクリル、ベニヤ、カンバス
八窓席
京都南禅寺に、八窓席と云う茶室がある。その鶴亀の庭は、茶人、小堀遠州のデザイン。“遠州刈り”と呼ばれる大胆な刈り込みで植木がダイナミックにデザインされている。これを見学したギューチャンは
“よし”
と挑戦、作品化したのがこれ。茶室の掛軸にピカチューが見えるではないか。