Jeff Koons' Puppy to make U.S. Debut at Rockffeller Center ジェフ・クーンズのパピーがロックフェラーセンターでデビュー
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Video puppy-Jeff Koons-Shinohra
ジェフ・クーンズの大好評である彫刻 パピー (小犬)がオーストラリアのシドニーから運搬され、ロックフェラーセンターで前代未聞の一般公開となる。 ロックフェラーセンターとパブリック ファンドが協力して同展を組織し、このパピーのニューヨークの展示は 5月13日から3週間をかけてインスタレーションを開始され、 グランドオープニングは6月6日。 パピーは2000年9月5日まで公開される予定。
「私達はこの素晴らしいアートの作品をアメリカに初めて持込めた事に興奮させられた」 とジェリー・スパイヤーは語った。 彼はティシュマン スパイヤー不動産の社長でもあり、ロックフェラーセンターの共同所有者で管理をもしている。 また 「私達はジェフ・コクーンの パピー をロックフェラーセンターに設置する事により、ニューヨーカーや観光客が 「パピー」 に会えるようになったので、大変誇りに思う」 とも述べた。
パピーの爪先から耳までの高さは43フィート (13メートル)あり、この彫刻は内側から水を注ぐシステムとなっており、その重さは25トンとなる為、それを支えるのに必要なステンレススティールの補強材から建造されている。 また、70、000以上の花が植えられ、キンセンカ、ベゴニア、インパテエンス、ペチュニア、ロベリアが、このステイールと土の補強材から花をのぞかせる事になる。
テレビロケ中の Mr.Jeff Koons
「ジェフ・クーンズの パピー は20世紀でも最も独特な彫刻の1点であり、ロックフェラーセンターが今夏を通じて何百万の人々がパピーを楽しめるようにしてくれた」 とパブリック アート ファンドの理事長スーザン K.フリードマンは語った。
ジェフ・クーンズのパピーは彫刻的イマジネーション、園芸的手法と技術に優れた 目を見張る完成作である。 パピー はドイツのアロルソン市の展覧会で1992年に制作された際は、大観衆を集め、批評家の絶賛・センセーションを得た。 クーンズによれば、 「“愛、暖かさと幸福” のシンボルであり、この現代美術の傑作はスケール、色と材質を上手く調和させた大成功の作品である。」
“世界の7不思議” と書かれた事もあったパピーは1966年オーストラリアのシドニーに設置され、1年後スペインのビルバオに移された。 そこに建設されたグッゲンハイム美術館のパーマネント コレクションになり、バスク市において国際的に認められたイコンとなった。