Into Me/ Out of Me
6/25−9/25,2006
P.S.1
P.S.1チーフキュレーター、クラウス・ビーゼンバッハによって企画され、P.S.1とベルリンのKWインスティチュート・フォア・コンテンポラリー・アートが共同で組織した展覧会。1960年代初頭から現代に至るまでの約40年間に肉体は何を表現してきたかを、130人を超えるアーティスト達の作品から検証するもの。
Robert Gober
Untitled
2003-2005
Bronze, beeswax, human hair, pigment, sock and shoe
24
1/4 x 40 x 34 inches
Photo: (c) Robert Gober, Courtesy Matthew Marks Gallery, New York
ショッキングなもの、官能的なもの、暴力的なものと、かなりきわどい作品も少なくない。しかし本展では,これらの作品が気をてらったものではなく、様々な社会における人間の状況の暗示あるいは描写であることを示唆する。従来の分類(例えば,
女性アーティストの活動=フェミニズムなど)とも異なりより総括的に歴史や社会との関わりの中で、表現メディアとしてのボディーをとらえようとするもの。
Andy
Warhol
Oxidation Painting
1978
Urine, metallic pigment in acrylic on canvas
each
8 x 10 inches
courtesy of Gagosian Gallery
内容によって、年少者の観覧の規制もかなりあるが、肉体を題材として繰り広げられるイメージやオブジェクトをこれだけ多岐に渡り展示したのは貴重。秋にはベルリンにも巡回予定。(Yoko
Yamazaki)