The Brooklyn Museum of Art
ブルックリン美術館
200 Eastern Parkway Brooklyn, NY
電話 (718)638―5000
URL http://www.brooklynart.org/exhibit_list.html
水、木、金 10:00A.M.~5:00P.M.
土、日 11:00A.M.~ 6:00P.M.
月、火 休館
入場料 任意
展覧会名 Maxfield Parrish、1870~ 1966
マックスフィールド・パリシュ展、1870~1966年
会期 2000年5月26日から2000年8月6日
Maxfield Parrish
1870-1966 は、マックスフィールド・パリシュが20世紀において最愛されるアメリカンアーティストとして、広く一般に認められている事を紹介している。 また、この展覧会は全米巡回展の最後になる。
パリシュは何十年かの間に、 アートの世界と庶民文化 との繋がりを築き上げる為に、彼の全作品を多くの観客の為に、創造性と小説的なイメージのある作品に再制作することで成し遂げた。
この展覧会は、140点以上の絵画、ドローイング、版画、写真、人工的な物、命の短い昆虫 を展示している。 またアメリカ文化の流れの中で、パリシュの作品が並外れた成果をあげた事を観客に教えてくれる。
Old King Cole : Bringing Home
1894
©Brooklyn Museum of Art
パリシュの作品は年代順に並べられており、1890年後半から1900年の前半の作品から始まっている。 この頃は彼がまだ若く、ユニークな美的センスを 本・雑誌・イラストレーションやポスター・壁画デザインに対して創造性を持って制作していたことがうかがえる。
The Idiot
1910
©Brooklyn Museum of Art
1920年代は、パリシュの実験的作品が驚くべき人気を得た。 それはエキゾティック・エロティックであり、無垢かつ幻想的イメージを大量に制作した事による。
Ferry's Seeds : Mary Mary Quite Contrary
1921
©Brooklyn Museum of Art
1930~1940年代の経済的、政治的困難な時代に、パリシュはニューイングランド地方、アメリカ南西部の生き生きとした風景に焦点をあてた作品を制作した時期でもあった。
Hunt Farm
1948
©Brooklyn Museum of Art
1936年にはパリシュの成功をタイム誌は 「高価なカラー復製作品に関するかぎり、世界でもっとも人気のある3人のアーティストはゴッホ、セザンヌとマックスフィールド・パリシュである」 と報じた。 ポップアートとポストモダンの時期は彼の死後であったが、彼の作品はリバイバルとしてより一層人気を博した。
20世紀初頭のパリシュのアートは印刷技術の発展に強く影響を受けた。 彼のキャリアをとうして、彼の最新技術展開の使用法は雑誌のイラストレーションと広告のデザインにおいて “ファインアート” と “コマーシャルアート” の関係をもう1度定義し直した。 これら印刷の発展は、また20世紀最初の30年間には、かなりのアメリカ人家庭がパリシュの複製作品を購入している。