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-CONCEPT-OLD記事

    岡本 太郎 年譜

 

29歳まで

 

【1911年 (明治44年)】
    2月26日  

 

 漫画家の岡本一平、歌人・小説家の岡本かの子の長男として、川崎市高津区二子にある母の実家・大貫家にて生まれる。

【1912年 (大正1年)】 1歳
    8月

 

 父・一平、朝日新聞社に入社。

【1917年 (大正6年)】 6歳
  4月 

 

 青山の青南小学杖に入学するが、1学期で退学。 日本橋通旅寵町にある私塾・日新学校、小伝馬町の十忠小学絞を転々とし、寄宿合生活を送るが、教師の態度に馴染めず退学。 翌年、慶応幼稚舎に入学。

【1925年 (大正14年)】 14歳


 野口富士夫ら同級生と謄写版で同人誌を発行し、春のボートレース対抗試合に負けた悔しさを表現した、水彩による 《敗惨の歎き を制作。

【1929年 (昭和4年)】 18歳

  3月 

 慶応普通部を卒業し、翌月 東京美術学校洋画科 (現在の東京芸術大学)に入学。

 

   12月5日 

 父・一平のロンドン軍縮会議の取材旅行に同行するため、一家で箱根丸にて神戸港を出発。

【1930年 (昭和5年)】 19歳
   
1月13日

 マルセイユを経由して、パリに到着。 一平かの子は取材のためロンドンに向かい、太郎は1人パリに残る。
  ルーブル美術館でセザンヌの絵画にふれ、感激する。


    8月 

 ロンドンのハムステッド・ヒースの両親のもとで夏休みを過ごす。


    9月 

 モンパルナスにアトリエを構える。


    10月

 オランダ、ベルギーを旅行し、ゴッホの 《馬鈴薯を喰う人たち》 に感動する。


【1931年 (昭和6年)】 20歳 
    3月 

 パリ郊外にある セーヌ県ショアジー・ル・ロアのリセ 「パンシオン・フランショ」(私立学校寄宿舎)でフランス人と寝食を共にし、フランスの一般的文化教養を身につける。


    9月 

 パリ大学 ソルボンヌ校 哲学科の聴講生となる。 ヴィクトール・バッシュ教授の 「ヘーゲル美学」の講座を受講し、講義で展開されたカントの純粋理性批判に傾倒する。

【1932年 (昭和7年) 】 21歳
  1月 

 両親は帰国の途につく。


  夏 

 ラ・ポエツシー街の ポール・ローザンベール画廊にて、 ピカソ の作品 《水差しと果物鉢》 (1931年) に感動を受ける。 これを契機に抽象芸術の道に進む決意をする。

 10月 

 サロン・デ・シュールアンデパンダン展に出品した作作品が、ラントランシジャン紙で批評家モーリス・レイナルによる賞賛を受ける。

【1933年 (昭和8年) 】 22歳


 最年少で参加した非具象芸術グループ 「アプストラクシォン・クレアシオン」 (抽象・創造協会) が開いた展覧会に出品。

 会のメンバーである ジャン・アルプ、ロベール・ドローネらと交友を結ぶ。

【1934年 (昭和9年) 】 23歳
    10月頃 

 サロン・デ・シュール・アンデパンダン展に 《空間》 を出品。

【1936年 (昭和11年) 】 25歳
    1月

 グルニエ・デ・ゾーギュスタンで 「コントル・アタック」 (反撃)の最初の公開集会に マックス・エルンスト に連れられて参加。
   ジョルジュ・バタイユ の演説に感銘をうける。


    10月

 「アプストラクシォン・クレアシオン」のメンバーであるクルト・セリグマン等と 「ネオ・コンクレティスム」 (新具体主義) を提唱し、手に届く実感のあるものを追求する。

 

【1937年 (昭和12年)】 26歳
  6月

 パリの出版社 G.L.M.より初めての画集 『OKAMOTO』 が刊行される。
 サロン・デ・シュール・アンデパンダン展に 《傷ましき腕》 を出品。
 「アプストラクシォン・クレアシオン」 を脱退。


【1938年 (昭和13年)】 27歳
    1月

 「国際シュールレアリスム・パリ」 に 《傷ましき腕》 を出品。 アンドレ・ブルトン らシュールレアリストらとの親交が深まる。
 パリ大学で マルセル・モース に師事し民族学を学ぶ。


  7月

 バタイユからの推薦により、秘密結社 「アセファル」 (無頭人)に参加する。

【1939年 (昭和14年)】 28歳
    2月18日

 母 かの子 死去 (享年49歳)。


    9月1日

 ドイツ軍がポーランドに侵攻、第二次世界大戦の勃発。


【1940年 (昭和15年)】 29歳
    6月

 ドイツ軍によるフランス侵攻により、最後の引揚船・白山丸で帰路につく。

    8月

帰国し、日本の伝統文化を自分の目で確かめるために、奈良、京都へ旅行。


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