ゲートプロジェクト
The Gates
2/12~2/27、2005
セントラルパーク
Central Park
Christo and Jeanne-Claude, The
Gates, 1979-2005.
オープン前のセントラルパーク
Photo© S. Yoshida
Christo and Jeanne-Claude, The
Gates, 1979-2005.
Photo© S. Yoshida
クリストとジャンヌ・クロードが、セントラルパークでのゲート(門)の構想をはじめたのは1979年。その企画に対し、ニューヨーク市長ブルーンバーグが許可を下したのは2003年1月。2005年の2月12日土曜日、26年の長期にわたったプロジェクトがついに実現した。
Christo and Jeanne-Claude, The
Gates, 1979-2005.
Photo© S. Yoshida
前日までに、公園内の遊歩道(23マイルー約36.8キロ)には7500ものサフラン色のゲート(高さ4.87メートル)が約3、4メートル間隔で設置された。そして12日午前8時、ゲートの上部に巻き付けてあったサフラン色の布が一斉に解かれた。作業動員数600人。公式なオープニングは無いとしながら、ニューヨークパブリックアート史上初の巨大規模となったゲートプロジェクトに、市長ブルーンバーグも布の除幕に参加、報道陣もつめかけた。
Christo and Jeanne-Claude, The
Gates, 1979-2005.
Photo© S. Yoshida
実は、これといったイベントがなく、観光客の落ち込む2月、ベストタイミングで行なわれたのがこのプロジェクト。まだまだ風もつめたく池には氷が張る冬枯れのセントラルパークだが、オープンの翌日の日曜は、どこか日本の縁日を思わせる様な混雑ぶりだった。ゲートは16日間公開され、使われた素材は、その後リサイクルされると言う。
(Yoko
Yamazaki)
Christo and Jeanne-Claude, The
Gates, 1979-2005.
Photo© S. Yoshida
Christo and Jeanne-Claude, The
Gates, 1979-2005.
Photo© S. Yoshida