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-CONCEPT-OLD記事

ルースセンター・フォア・アメリカンアート(ブルックリン美術館5階)

Luce Center for American Art: Visible Storage・Study Center

 

ブルックリン美術館

Photo©Y. Yamazaki

 

                   アメリカンアートと言うと私達日本人は、ポロックやウォフォールなどの20世紀美術を思い浮かべ、それ以前の美術にはあまりなじみが無いのではないだろうか。ブルックリン美術館5階に「アメリカン・アイデンティティ」という展示コーナーがある。ドキュメンタリー映像から、クラフト、絵画、彫刻まで、様々な作品がそろい、アメリカ美術の歴史的背景(アメリカンインディアンやスペイン統治時代のアートも含む)がわかりやすく展示されている。その展示室の一角にアメリカンアートのスタディーセンター(ルースセンター)がオープンした。

Luce Center for American Art

Photo©Y. Yamazaki

チーフデザイナー:マシュー・ヨコボスキー

Matthew Yokobosky

Photo©Y. Yamazaki

                   このスタディーセンター、実はガラスやシルバーなどの装飾品、家具も含め絵画、彫刻の貯蔵倉庫を兼ねている。コンピューターで作品検索が非常に容易な時代とはいえ、やはりその場で現物を見ることができるのは貴重な体験だろう。貯蔵されているそれぞれの作品にはアクセス番号が付加されており、すぐそばにあるコンピューターで作品イメージが再現でき、情報も読み取れる。センターのデザインを担当したマシュー・ヨコボスキー氏によると苦労したのは様々な素材が収まる収納ケースの照明だと言う。各ケースにはより細部を観察できるよう、携帯用スッポットライトが常備されている。1500点もの作品が収まる収納倉庫が、洗練された見て学習できる展示スペースになった。しかもそれが専門家だけでなく、一般の人たちにも開かれる。

ブルックリン美術館にて

Photo©Y. Yamazaki

                   教育活動にも力を入れているブルックリン美術館、折しも何組かの子ども達の美術館ツアーに出くわした。ルースセンターは、1月14日より公開。(Yoko Yamazaki)

 

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